画像は、公式サイトより(部分)
神奈川県立歴史博物館では、2023年4月29日(土・祝)から特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」が開催されています。
<公式サイトより引用>
水墨画の巨匠雪舟が生きた室町時代、雪舟と並んで重要な絵師が鎌倉の建長寺にいました。
祥啓と名乗るこの画僧は京の室町幕府で絵画を学びます。同朋衆の芸阿弥を介して幕府秘蔵の中国絵画を間近で見る機会を得ました。
三年にわたる京都滞在を終えて鎌倉に戻った祥啓は、本展覧会に出品されるような、山水図、花鳥図、人物図を描きます。祥啓の絵が人気を博したことは祥啓次世代の絵師たちが残した多数の模倣作品によって明らかとなります。
祥啓の通称である「啓書記」の絵として今に伝わるたくさんの絵のなかには素材や画材の観点から、桃山時代や江戸時代、あるいはそれ以降の絵と判断される作品も存在します。つまり室町時代の祥啓その人が描いたとはいえない「啓書記」の絵です。
室町時代の祥啓の知らないところで拡がる「啓書記」ブランド―。
祥啓ひとりに注目した初めての展覧会です。
期間は、6月18日(日)までです。
興味を持たれた方は、この機会をお見逃しなく。
詳細は、以下のイベントページをご覧ください。
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